コンサルタント
今、旬の話しでも。
総合経営研究所っていうコンサルタント会社が世間を騒がしています。
コンサルタント会社って普通はあんまり馴染みの無い職業ですよね。
私も数年前まで、『コンサルタント』って業種があることぐらいは聞いたことがあっても何をする集団なのかをはっきりとは知りませんでした。
ある時、著名な建築家の勉強会に参加したんですが、この勉強会を主催したのが『建設業専門コンサルタント』だったことからコンサル会社の営業を受ける羽目になりました。
最初は、『御社の今後の為にプレゼンテーションさせて欲しい』との事でしたので、どんな提案してくれるのか興味半分、簡単なノリでOKしたんですが、プレゼンテーションの内容にビックリ。
会社のあるべき方向性を若干アドバイスされ、カタログなどの営業ツールのデザインを考えてもらい、それから・・ん~忘れてしまいましたが・・・。
提示された見積りがざっと400万円。えっ?冗談ですよね?ってホントに言っちゃいました。
しかも、交通費別途、宿泊費別途、ツールの費用別途・・とにかく考えてもらうことだけにかかる費用ですよ。400万円が。しかも400万円よりってなってました。
勿論、その場できっぱり断りましたよ。
その時、あ~こういった商売が世の中にはあるんだって感心しましたが、冷静になって考えてみると、この会社から提案される内容ってのは本来、会社の取締役であったり従業員が考えるべき事ばかりなんですよね。
要するにコンサルとは『取締役のアウトソーシング』なんですよ。
会社の方向性を考えたり、実行したりする事さえ外部に委託しなければならないようであれば会社畳んじゃうか、売却しちゃうべきじゃないでしょうか。
ちょっと言い過ぎ?
コストダウンする方法を指南され、その安くなった分をコンサル会社に支払う。
まるで、設計事務所がしっかり報酬貰えるようにする為に、建物のクオリティを下げて設計、施工するようなもんですよね。
施主には結局、何の得も無い構造になってるんです。
ホント、世の中いろんな商売があるもんです。