成人の日
新成人の皆さん、おめでとうございます。
ハッピーマンデー制度により、今日が成人の日なんですよね。
私も含め、15日じゃないとピンとこない人は、オジサンの仲間入りをしたという事でしょうか。(笑)
ちょっと説教っぽいかもしれませんが・・・。
成人する、とか社会人になるってどういうことでしょう?
立場上、社会人成りたての方や、もうじき社会人になる学生さんと話す機会が結構ありますので、必ずこんな話をします。
学生と社会人の違い、それは与えられる側(TAKE)か、与える側(GIVE)か、ではないでしょうか。
子供や学生は、誰かに何かを与えられる事で成り立っており、衣食住を与えられ、学校に行かせてもらい、時にはお小遣いまで貰う。なんのためらいも無く、ごく当たり前の事であるかのように。しかし、ある意味これが彼らの仕事でもあり、これでいいのである。
では、社会人になったら?勿論、立場は逆転しなければいけない筈である。
家族に衣食住を与え、子供に教育を受けさせる。
後輩に仕事を教えたり、学生に勉強を教えたり。
会社に利益を与えたり、地域社会に税金を納めたり。
例えば我々は、良い家を与える事を仕事にしている。
与えるものは金銭や物のような有形のものだけなく、知識や愛情だったりもする。
今まで、いろんな物やいろんな事を与え続けてくれた人達には勿論のこと、そうでない人達にも与える、与え続ける、これが社会人の役割である、と。
何かを与える事ができた時、報酬や物、愛情や優しさなんかを結果的に、いただく。
与えられるのは自分1人であり、与えるのは不特定多数である。
だから、学生気分の抜けない社会人や、与えられる事に慣れ過ぎてしまった社会人は、自分の事しか考えられない。
今年の成人式も荒れたようである。
早く、立派な社会人になってもらいたい、と思います。
そして、少しでもたくさんの何か、を与え続けることができる扇建築工房でありたい、と強く思います。