タダホドタカイモノハナイ
『キャンペーン期間中、このネックレスを一個買うと、今ならもう一個ついてきます』
『金利・手数料は全て○ャ○○ッ○○○○が負担します。』
なんていったTV広告以外に、住宅業界でも
『火災保険料は○金が全て負担いたします』
『団体信用保険は○銀の負担となっております』
『特別キャンペーンやってますんで、今月に限り食洗機はサービスです』
などのいわゆるサービス・キャンペーン商法が多い。
世の中、基本的には『タダ』なんてものは無く、タダ扱いにされている商品やサービスの対価というのは、単純に販売価格に計上されているだけである。
ネックレスは一本サービスしてもらって2本買うより、一本を半額で買ったほうが良い場合が多いし、金利・手数料を負担してくれなくてもその金利・手数料分、安く販売してくれた方が良い訳で・・・。
火災保険だって団信だって、本来その費用分、融資金利を下げてもらいたい。
ある意味、詐欺商法にも似たこの販売戦術はいろんなところで繰り広げられている。
全ての製造コストやサービスコスト、その他さまざまなコストというのは必ずや販売価格に転嫁されるわけで、消費者はそこを冷静に判断せねばならない。
『本質を見る』とは、こうした『営業戦術』に惑わされること無く『商品・サービスの付加価値』をしっかりと見て、判断することである。
今日はみんな休み。
天気も良いし、事務所の窓を全開にしてると、風が心地良く通り抜けていく。
ほとんど電話も鳴らないし、まったりしながら計画中のO様の間取りを考える。
あっそうだ、早めに切り上げて『明日の記憶』を見に行こう。