新緑の日光
ふらりと日光に出かけた。
まずは、以前より一度は見たいと思っていた『イタリア大使館の中禅寺湖別荘』へ。
ここは、多くの建築家が影響されたアントニン・レーモンド氏が手がけた建築として有名で、数年前に栃木県が買い取って一般開放しているんです。
雑誌なんかではよく見てたんですが・・・圧倒されました。
柱をはじめ、天井材や羽目材なんかに『杉』をふんだんに使っているんですが、80年ほど前に建築されたものとは思えない斬新さがあります。
数年前に1千万円で県が買い取り約一億五千万円かけて補修したらしいんですが、見事に維持されてます。
建物から借景された中禅寺湖も見事に素晴らしく、現在のイタリア大使は『売却しないで欲しかった・・・』って嘆いてるらしいです。
ちょうど日光では、キスゲの花がピークを迎えていて、高原は綺麗な黄色に染められていました。
天候に恵まれなかったことも幸いしてか、中禅寺湖畔は濡れた新緑が一段と眩しく、心身ともに癒された旅でした。