懐かしき同僚
社会人デビューしてからの数年間はひたすら壮絶で苦痛な日々をおくったように記憶している。
毎日帰りは午前様、休みなどはほとんどとれる筈も無く、労働基準法などはまるで無視、学生時代65キロほどあった体重はものの数ヶ月で52キロまで落ち込んだ。
朝から晩、というより未明まで、毎日毎日ひたすらトラブルやクレームとの戦いが続き、いろんな方に迷惑をかけた。
今考えてもぞっとするような毎日だったのは間違い無いが、社会人になってからの十数年間で、ある意味もっとも内容が在り、充実し、勉強になり・・・
きっと今でも住宅業界でがんばれるのはこの時代の経験があったからだと思う。
そんな古き良き?時代を共にした同僚が久しぶりに集結した。
みんなが集まっているのを聞きつけ、わざわざ遠方から当時の支店長もかけつけてくれた。
十年以上ぶりの人もいたがみんな変わらず元気そうで何よりだ。
当時、誉められたような武勇伝があるわけも無く、いい年して、ただただひたすらお馬鹿な恥ずかしい昔話で盛り上がった。
堅くなるばかりの頭が多少もみほぐされた感じがしてとても心地いい。