おはたき餅
私は小さい頃からおやつとしてよく食べていたおはたき餅ってものを、スタッフ全員が見たことも聞いたことも勿論食べたことも無いっていうんで事務所の薪ストーブで焼いてあげた。
物の無い時代、炊いて食べるには適さないような屑米を臼で粉にして(これをはたくっていうんでおはたき餅)、若干の餅米を混ぜて(鈴木家では昔から15%って決まってる)から杵でつき、コレを蒸す。
そして餅状になったものを煮たり焼いたりして食べる。
餅のように伸びるわけでもないし、餅のようにしっかりとした味もしない。
だけど、あっさりした何ともあきのこない味は絶品であり、私は餅よりかえって好きだったりする。
砂糖醤油につけて良し、雑煮にして良し、しるこにして良し。
今日は、醤油をさっと塗り、焼海苔を巻いただけの鈴木家定番メニューで。