広葉樹
扇建築工房では床材に天竜杉をよく使います。
素材としては軟らかく傷も付きやすいため嫌う方も多いですが、一度踏みしめてみると肌をやさしく、そして暖かく包み込むあの感触はやみつきになります。
一方、建具やカウンターの類にはナラやタモのような広葉樹を使います。
しかし、静岡では広葉樹の流通が少なく、扱う問屋さんも少ないのが現状なんですよね。
そんな中、今となっては貴重な広葉樹を扱う材木問屋さんを訪ねてきました。
古くから広葉樹の原木を扱ってきた問屋さんで作業場には乾燥されたたくさんの広葉樹が所狭しと桟積みされてます。
伐採されてから年月を経た木材の表面は真っ黒く変色しますが薄くカンナをあてれば綺麗な木肌が表れます。
この作業場では家具の製作も行われてました。
長いモノだと10年以上の歳月をかけて大切に乾燥された広葉樹。
大切に使っていきたいものですね。