保険制度の疑問
昔からどうしても「保険」ってものが好きになれない。
生命保険だろうが損害保険だろうが地震保険だろうが・・。
これは保険会社に対するものなのか、保険っていうシステムそのものに対するものなのか。
生保のTVコマーシャルでは「病気だろうが年寄りだろうが誰でも入れるし、しかも安い」なんて言ってひたすら加入を煽ってるが、ホントか?
死亡リスクの高い人が誰でも保険に入れてしかも保険料が安いなんてことがあり得るんだろうか?
これってただ単に「誰でも入れるけど支払いはしませんよ!」って言ってるようなもんじゃないか?
だとしたらあんな詐欺的なコマーシャルがどうしてまかり通ってしまうんだろ。
保険金が支払われる金額なんかはしっかりアナウンスされてるが、支払われないケースの説明は分厚い約款の片隅にしか見られないのは何故だ?
地震保険もしかり。
日本は地震リスクが高いから絶対加入しなきゃダメ、みたいに言われるし、加入率は各地で問題視される。
静岡なんかは特にリスクが高いとされ最近では保険加入率も上がってはいるようだが・・。
じゃあ実際、どんだけ払われてるんだ?って情報は全くと言っていいほど開示されてない。
私の知る限り、過去実際に起こった地震災害の中で、「全壊」認定されたケースはほとんど無いと聞く。阪神淡路大震災だろうが、新潟中越地震だろうが、これは明らかに全壊でしょっ!って状態であっても「半壊」認定しかされないようだ。東日本大震災のように「津波」で流されてしまった場合を除き・・。
ただでさえ建物価格の半分しか保証されない上にバカ高い地震保険料。
どんな状態なら「全壊」認定されるのか保険会社の査定基準や事例写真の提示を求めるも、応じてくれた保険会社は未だ皆無である。何故だ?
損害保険も怪しい。
例えば自動車保険。
安全装備など該当車両についての情報は基本的に自己申告である。視界に入るところに該当車両があるんだから担当者も現車を確認してったらいいのにって思うが絶対に確認はしない。一説によると保険事故が起こった際、合法的に不払い要素を増やすための常套手段らしい。
火災保険にも同じことが言える。該当建物内で保険契約をしてんのに建物の状況は絶対に見て行かない。何故だ?
そもそも保険ってのは「大数の法則」によって保険料が決められてるって聞くが、じゃあどうして無事故で保険等級が下がってんのに料率が上がってばかりで保険料が下がらないんだ?
これは事故率とかが上がってんじゃなくて保険料の4割を占めるとも言われる保険会社の人件費なんかが上がってるのが転嫁されてるだけじゃないのか?
加入者の了解無しに料率を勝手に上げられるなんてのが約款のどこに記載されてるのか教えて欲しいってお願いしてあるんだが、これに関しても今の所音沙汰無し。何故だ?
大体、保険会社から電話があるのは「更新」の時だけだ。
こんなんだから「入れるだけ入れて払わない」って思われても仕方無いとは思うが、なんとかならないものだろうか。
ちょっと辛口すぎたかな・・。