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工務店の存在意義

工務店の存在意義 アイチャッチ

建築系学部の学生さんが就活の際、候補とする就職先は「ゼネコン」「設計事務所」そして「ハウスメーカー」である。
これは今も昔も変わらないように思う。かくいう私もそうだった。
選択肢の中に「工務店」なんてのは頭の片隅にも無い。
就活真っ盛りの子を持つ親も、そんな学生を受け持つ先生も同じ。「工務店」にいいイメージはないようだ。
将来像が描けない。なんだか薄暗くて汚い。給料安そう。デザインがダサい・・・。こんなイメージかな?(笑)

先日、弊社に就活に来た超難関大学の学生さんの親は言ったそうだ。「あなたをそんな聞いたこともないような工務店なんぞに入れる為に〇〇大学に入れた覚えはない」 
ある金融機関の担当者は、融資を申し込んだお客さんの件で私にこう言い放った。「工務店なのに見積もりが高くないですか?」

時代は変わった。
今、質の高い住宅を提供できるのはハウスメーカーでもゼネコンでも設計事務所でもない。
「工務店」である。と思いたい。  
希望する「工務店」に入れなかったからハウスメーカーに入った、って時代がすぐそこまできている。

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