何故平屋建てなのか・・③
Q3、建設費以外のコストはどうですか?
いいものを安く建てたい。
誰しもが持つ願いですよね。
では、「住まいを持つ」と、どんな費用がかかるのでしょうか?
a.当初建設費(照明、カーテン、エアコン、外構、登記など)
b.借り入れに伴う金利
c.次回、建替えるまでにかかるメンテナンス費用 など
建て主さんのほとんどが、a.ばかりを気にしているようにも思えます。
しかしながら、入居後に大きく負担を強いられるものにb.やc.があることを忘れてはなりません。
b.に関しては、皆さんもよくお分かりだと思いますのが、いつか具体的に触れることとして、ここではc.について考えてみます。
家のメンテナンスに大きい費用がかかる項目を挙げてみます。
・外壁のシーリングや塗り替えなど
・窓廻りのシーリングなど
・雨樋の補修、掛け替え など
メンテナンスは他にも様々ですが、大きな金額がかかるのはこんなとこでしょう。
どうですか、お気づきになっていただけると思います。
大きい費用を要するメンテナンスのほとんどが外壁(外皮)工事なんです。
軒を出して、雨や直射日光から外壁や窓を守る、なんてのはもはや常識なんで、特筆すべきではないでしょうが、同じ長さの軒を出したとしても、総2階部分の1階の外壁や窓なんかは、雨や直射日光が防ぎにくいです。
ですから、どうしても傷みやすく、こまめなメンテナンスが必要になります。
そして、メンテナンスする際に必要な足場工事も、平屋建てなら、ハシゴや高所作業車なんかで工事できる場合が多いですが、2階以上の場合は確実に必要となり、最低でも数十万円かかります。
こうしたメンテナンスをたとえば10年ごとに繰り返したらどうなるでしょう。
新築して50年後、新築費用+メンテナンス費用の累計で考えたら、平屋建ての方が安上がりだった、なんてことになる可能性は否定できないのです。