何故平屋建てなのか・・④
Q4、地震が心配ですが。
最近の住宅性能は兎にも角にも数値化されます。
この「数値化」、住宅性能を消費者に分かり易く伝えるためのツールとして使われています。
だからこそ、消費者はこの「数値化」の本質を見抜く力も必要になってきます。
耐震性能などは分かり易いですよね。
耐震性能を数値化したものが「耐震等級」です。
耐震等級1 | 建築基準法(法律)と同程度の建物 |
耐震等級2 | 等級1で想定する地震の1.25倍に耐えられる |
耐震等級3 | 等級1で想定する地震の1.5倍に耐えられる |
では、耐震等級3の2階建てと耐震等級2の平屋建て、皆さんならどちらを選択しますか。
私だったら迷わず平屋建てを選択します。
どちらも地震で倒壊するリスクはあるわけですが、平屋建てなら「圧死」の危険はほとんどないでしょうから。
「数値化」を否定するつもりはありませんが、「数値」が全てではない、ということだけは知っておいていただく必要がありそうです。