素材にこだわる・・・銅板の雨樋
今日は雨樋の話し。
雨樋と言えば、一昔前は無垢の銅板で造られることが多かったのですが、酸性雨などの影響で腐食が進み、穴が開いてしまうようなこともあったりして、最近では塩ビやガルバリウムで造られるのが主流です。
ところが、塩ビのものは、紫外線劣化でみるみるうちに白く退色してしまいますし、ガルバリウムでは漆喰や天竜焼杉の外壁にマッチしない。
そんなことを、いつもお世話になっている雨樋メーカーであるタニタハウジングウェアの谷田社長に相談したところ、サスクというステンレスに銅メッキした商品があるとのこと。
こんな素晴らしい商品があったなんて・・。今まで知らなかった・・。(汗)
生地はステンレスなんで、耐久性は抜群。
仕上げは銅なんで、建物の経年変化にも抜群にマッチするはず。
確かにイニシャルコストは高いが、塩ビやガルバに比べ、耐久性に優れるので、数十年にも及ぶメンテナンス費用も考慮すれば、絶対に安くすむ。
よし、使ってみよう!!
岩井の家で初採用してみました。
施工したては、銅独特のキンピカでしたが、一雨ごとにどんどん渋みを増します。
合う。天竜焼杉にも漆喰にも、とにかく合う。
こんなに美しいものだとは・・。
想像をはるかに超えてました。