タイミング
お客さんと、とある物件の購入を検討していました。
一緒に現場を見に行ったり、近隣の方に住み心地を聞いたり・・。
隣の方が言うには1年以上前から売りに出ているが、なかなか売れないらしい。
確かに、価格的には少しお高いが、それ以外の条件は文句の付けどころがない。
ここで、私が判断を誤った。
私と現場を確認した上で、お客さんは購入の決断をした。
あとは鈴木さんに任せますので、購入手続きを進めてください、と。
お客さんが少し気にかけている点もあったので、翌日、役所に足を運んで諸々確認。
特に問題もなかったので、その場で不動産屋に電話を入れました。
ところが、
「あっ、あの物件、昨日買付証明が入ってしまいました」
「・・・」
買付を入れたのはどうやらご近所さんのよう。
おそらく、購入を躊躇してたそのご近所さん、私が現場を何度もうろちょろしてたのを見て、「やばい、買われてしまう」と思ったのでしょう。
当方より一足先に買付を入れられてしまいました。
手続きの依頼を受けたその場で、不動産屋に電話すべきでした。
以前もタッチの差で、購入できなかったことがありまして、随分と気を付けてたつもりではいたのですが・・。
意を決して購入の意思を固めた物件が、なんらかの事情で購入できなくなった場合、そのあとに尾を引き、「あの物件が買えてれば・・」となりやすいんです。
こうなると、なかなか次が買えない。
気を付けなければなりません。
しかしながら、今回はついてました。
昨日お客さんから、「あの買い逃した物件、今日ネットに再掲載されたんですが、なんかの間違いですかね」と言われたので、不動産屋に確認したところ、買付を入れた方の融資に問題があったようで、キャンセルされたとのこと。
早速、売り止めをかけました。
価格交渉に問題がなければ、なんとか買えそうです。
神様は私を見放してはいませんでした。