工務店フォーラムの取材
昨日は工務店フォーラムの取材でした。
普段、私が設計をする上で大切にしている事なんかを、袋井市にある下山梨の家をモデルにして、お話しさせていただきました。
下山梨の家は、南と東が住宅に囲まれていて、日射量などの側面から見れば、決して良い土地とは言えないかもしれません。
しかしながら、北と西は一面田んぼに囲まれ、季節の移ろいを間近に感じることができます。
そして、なにより西に沈む夕陽の美しさは絶景であります。
風の流れ、近隣の音、田んぼの匂い。
そして、水路のせせらぎや道路からくる暑さ。
地域工務店ならではの魅力は、こうした土地の「癖」を、何度も何度も現場に通うことで肌に感じることができることにあるんじゃないかと思っています。
道路から主庭が見えないように配置したり、
リビングから道路が視界に入らないように考慮したり、
お風呂から見える景色を作ったり…。
設計のセンスが足らないところは、何度も何度も現場に通うことでカバーしました。
他社さんに比べれば、基本設計にたくさんの時間がかかるかもしれませんが、その分、地域特性を生かした設計ができたのではないかと自負しております。
ブログには書かないようにしている事も、随分お話しさせていただきました。
50分程の動画にまとめていただけるようですので、興味のある方は、是非、工務店フォーラムに参加してみてください。