東大阪市の輝建設さんを訪問
工務店による工務店のための勉強会（ＫＫＢ）の白熱した勉強会を終えた翌日、東大阪市で活躍されている輝建設さんを訪ねました。
いい評判は常々耳にしていたのですが、見学させていただくのは今回がはじめてです。
まずは石切ビレッジと名付けられた事務所を訪ねました。
会社の規模が弊社とほぼ同じなので、弊社の事務所くらいなものを勝手に予想していたのですが、現地に行っていきなり驚かさせます。
なんせ、数百坪におよぶ広大な敷地の中には、築250年を超えるような古民家や、50年以上前にパナホーム（旧松下電工）が住宅事業として手掛けた松下一号住宅といわれるプレハブ住宅まで、あわせて7棟ほどの価値ある「古民家」が軒を連ねています。
こうした環境に育った地主さんは、建築に造詣も深く、ご自身は建築家の伊礼さんが設計・監修された住まいを終の棲家とされています。
輝建設さんは２５年ほど前から今日まで、地元の古い民家を蘇らせる事業に力を入れて来られ、その実績を高く評価された地主さんが、自身の所有する古民家群の管理を一括して輝建設さんに託され、それを事務所として活用されているのです。
古くから地域の方々が大切にされてきた建物を、地域工務店の手で守り続ける。
これぞ地域工務店のあるべき理想の姿、としていい勉強をさせていただきました。
