感想文をいただきました
先日、母校の校長先生が、社会人講和の感想文をわざわざ事務所に届けてくださいました。
最近はいろんなところでお話する機会をいただくのですが、感想文をいただくのはなにぶんはじめてのことでして、いささか緊張しながら読ませていただきました。
高校一年生に仕事についての話しをしても興味もないだろうし難しいかな、と案じておりましたが、私のつたない話しを彼らなりに理解していただけたようです。
「好きこそ物の上手なれ」
はじめて経験する社会生活は、きつい、汚い、危険の3Kだけでなく、厳しいし、苦しいし、怖くて、帰れなかった。(苦笑)
社会人になってからの3年間、私は会社をとにかく辞めることしか考えていませんでした。
でも私、面接のとき、面接官だった専務取締役に「社長になるまで頑張る」って約束して入社したんです。
だから、簡単に辞めるわけにもいかなかった。
3年たったある日、突然何かが降りてきて、お客さんや会社と上手く付き合う術を手に入れました。
それがなんだったか、なかなか口では上手く言えないのですが・・。
それからというもの、「頑張ったり」「努力したり」する必要がなくなりました。
それは、建築という仕事が好きになり、仕事の中に楽しみを見いだせるようになったからなのだと思います。
でも私は「好き」を見つけるのが遅かった。
高校時代や大学時代に「好き」を見つけられていたら、入社後の3年間のような地獄の日々を味わうこともなかっただろうに、と今でも後悔をしています。
そんなお話を高校1年生にさせていただきました。
私は今、仕事が、そして人生が楽しくて仕方ありません。
少しでも多くの学生さんに、こんな社会人生活を味わってもらいたいと願ってやみません。