大谷石の魅力
弊社では大谷石をよく使います。
大谷石とは、火山の噴火によってできた凝灰岩で、栃木県の宇都宮市大谷町付近で採掘されている石材のことをいいます。
柔らかくて加工がしやすく、耐火性に優れることから、古くから建築用資材として使われてきました。
現在では、犬山の明治村に移築されている、旧帝国ホテルが有名ですね。
10年以上前、初めて大谷石の採掘場を見学させていただいて以来、すっかり大谷石の虜になってしまい、今でも玄関の床や薪ストーブ廻りなどに使わせていただいております。
昔と違って、採掘量も激減している関係もあって、随分と高価なものになってしまったので、あまりたくさんは使えませんが。(^_^;)
今、基本計画をしているある物件には、この大谷石を贅沢に使ってみようかと目論んでおります。
そこで、打合せをしに、スタッフを連れて宇都宮に出かけました。
昨日はちょうど職人さんが作業しておりました。
1ピースあたり30㎝×30㎝×90㎝の大きさで、一本一本丁寧に切り出しています。
切り出された大谷石は、何日もかけて、地上に運び出されます。
これを、スライスしたり、大きさを揃えたり、テクスチャを変えたりして、製品化するんです。
本当に気の遠くなるような大変な作業を経て、住宅の一部になるわけで、大切に使わなければなりませんね。
現物を見ながら、いい打合せができました。
こちらの物件は年明けの着工に向けて、準備を進めております。