景色をいただく
基本設計中の案件は、湖の西側に位置する。
しかし、建設地と湖の間には高木が立ち並び、直接湖を望むには邪魔になる。
高木だけでなくその上に見える湖も借景とするためには地上何メートルに視点を置く必要があるか。
(この景色の向こうに湖が・・)
基本設計をする上で、こういったことを敷地に通い、読み込む必要がある。
脚立では届かないときは高所作業車が便利だ。
実は私、高所恐怖症である。
しかしながら、上空写真を撮るときや、敷地調査の時だけは目をうっすら開けるようにして我慢。 笑
結果、GLよりも8.7Mほど上空に視点を置く必要があることが分かった。
ということは、仮に3階建てにしたとしても湖は借景できそうにないわけで、これは諦めざる負えない。
設計は、手間暇かけて調べてはじめてわかることが多い。
こうした手間をかけられるのも地域工務店の強みではなかろうか。