ガレージの設計
長雨が続きますね。
こんな時、自宅にも作れば良かったと後悔するのが「ガレージ」です。
コスト面からしても採用しやすいのは、いわゆる「カーポート」
設置も簡単だし、コストも安い。
最近ではホームセンターなんかでも売られています。
しかしながら採用しやすい反面、デメリットもたくさんあります。
・リビングからの借景を邪魔する。
・風で屋根が飛ばされる。
・車から下りて玄関に行くまでに濡れてしまう。
・雨が降り込みやすいので収納をしては使いづらい。
・同じく自転車置き場としても使いづらい。
・透明素材なので、洗濯物を干してると丸見え。
・雨音がうるさい。 等など
特に、屋根が飛ばされるのは困ったものですが、実は、カーポートの性質上、あえて一定の風量で外れるように設計されています。
これは強風で屋根が外れないと被害がより大きくなるためなんです。
こうしたデメリットを解消するには、建物と一体のガレージを備えるのがいいでしょう。
コスト以外の問題は全て解消してくれます。
これから当たり前になる宅配ポストなんかも設置しやすくなりますね。
コストについては以前も書きましたが、車庫保管することで、維持費(洗車、タイヤ交換、空気圧・・)も随分やすくなりそうです。
数十年の車庫保管により、仮にアルミのカーポートより300万円高くついたとしても、自家用車の買い替えが一回でも減ったとしたら・・。
閑静な住宅街にガレージを設計する場合、建蔽率には注意が必要ですね。
弊社が得意とする平屋+ガレージの場合は上限になり易く、いつも頭を悩ませています。笑