循環する暮らし
自然環境との共生、地域資源の活用、そして伝統技術を未来へと受け継ぐことで持続可能な循環を生み出し、社会的な価値を提供することを目指しています。
自然と共生する住まい
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国内の森林資源を活かす
森林は、適度な間伐と伐採、植林を繰り返すことで健康が維持されます。
私たちは、国産木材の活用を促進し、土砂災害の抑制や治水効果の維持など、森林を守る取り組みを建築を通じて行います。
持続可能な循環サイクルの確立は、次世代にとって重要な課題です。 -
サステナブルな社会を目指す
木材に限らず、リサイクル可能な素材や自然由来の建築資材を選び、建物が環境に与える負荷を最小限に抑えます。
また、建物の耐久性を高める設計を行い、ライフサイクルを延ばすことで、廃棄物の削減にも貢献します。 -
自然エネルギーの利用
太陽光や風、地熱などの自然エネルギーを活用し、自然との共生を目指します。
恩恵をダイレクトに活かすパッシブ設計を取り入れることで、エネルギー消費を抑え、化石燃料への依存を軽減。自然と一体となった住まいを実現します。 -
自然環境と調和する
山の原風景を造園計画に取り入れ、周囲の自然環境と調和する設計を行い、住まい手や地域の方々が環境保全への意識を高められる住まいづくりを目指します。
地域社会に貢献する住まい
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地産地消の木の家
林業の活性化を図り、次世代に価値ある資源を受継ぐため、建築資材として適齢期を迎えている地元天竜の杉や桧を、構造材、内外装材、下地材として積極的に活用します。
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利用価値を高める
従来の弱点を補い、さらに機能を付加した「天龍焼杉」や、杉板を使った3層「なぐりパネル」を生産し、広く普及させています。
これにより、地域材の利用価値を高め、活用を促進します。 -
利益還元で進む健全な山地管理
従来では除伐される雑木を庭木として活用することで、新たな流通を生み出し、山林地主に利益を還元します。
また、豊かな土壌と水源に恵まれた森林を、山採り樹木の育成地として活用し、早期の利益によって山林地主を支援し、持続可能な山地管理を目指します。 -
大工技術の伝承機会
技術者の高齢化による次世代の担い手不足に向き合い、真壁工法や手刻み加工など一貫性を持って継続します。
工業化の進展により習得機会が減少しているこれらの技術を、熟練者から若手へと実践的な訓練を通じて引き継ぎます。 -
継続的な育成
事業の安定を図りながら、技術伝承の重要性を社内外に伝える企業文化を育んでいます。
また、継続的な学習と改善によって若手技術者が成長できる指導環境を整えます。 -
総合的な建築知識と融合
伝統的な大工技術と最新の建築知識を融合させることで、高品質で持続可能な住まいを実現します。
これにより、総合的な技能を備えた未来の大工像を創出します。