天井が無いと暑くなりませんか?
こんにちは、扇建築工房の井口です。
「天井が無くて屋根が見えてるのが好き!」
という方はたくさんいらっしゃいます。
そして、その中には
「でも天井を無くして屋根の裏がそのまま見えてるのって暑いんじゃないか」と心配される方がときどきいらっしゃいます。
太陽で熱された屋根がすぐそこに見えていると思うと確かに暑そうです。
夏の屋根は目玉焼きが焼けるくらいに熱くなります。その裏だと思うと熱がこっちに飛んできそうな感じがします。
①一般的に、平らな天井はこうなっている
平らに天井を張る場合、一般的にはこういうつくり方が多いんじゃないかと思います。
平らな天井の上で熱を止めて、熱くなった屋根裏の熱が室内が伝わりにくいように断熱をしています。
②天井を取ってみると
「天井を無くして屋根の木が見えるようしたいなあ」と天井を取ってみると・・・
これでは確かに暑い!
「天井がないと暑くないですか」という心配はこれをイメージされてのことですね。
③屋根なりに斜めに天井を張るとどうか
屋根なりに斜めに天井を張って、熱を止めるというやり方はどうでしょうか。
屋根なりの斜めの天井が素敵ですが、質問者さんがイメージされている天井が無くて屋根が見えてるっていうのとはちょっと違うようです。
斜めではありますが、やっぱり天井でふさがっています。
④屋根の上に断熱を載せてみる
そこでどうするかというと・・・
屋根の下ではなくて、思い切って屋根の上で熱を止めるように断熱をのせてみます。
これなら部屋は暑くならないし、天井は全く無いから室内から屋根が見えて、屋根を支える斜めの木も見える部屋をつくることができます。
ということで、心配されなくて大丈夫です。
井口慎弥
扇建築工房 https://www.ougi.jp/
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