照明器具を選ぶときに考えている3つのこと
こんにちは、扇建築工房の井口です。
住まいの照明はどうやって選びましょうか。
歴史的有名デザイナーの語り継がれる逸品から、国産照明器具メーカーのもの、ホームセンターで売っているものまで、照明器具の種類は星の数ほどあります。
照明器具を選ぶときに気にしていることを3つ挙げてみました。
1.シンプルなもの
住宅は何十年と毎日使うものなのでそれに合った永く付き合える照明としては、できる限りさりげなくて飽きないシンプルなものがふさわしいのではないでしょうか。
例えば壁に電球をつけただけのこういうもの。
絶対飽きません、電球だけですから。扇建築工房でも良く使っています。
昼間は邪魔な存在なので、消えているときに主張しないのもいいところです。
2.壁に取付られるもの
天井に照明をつけないっていうことについて、天井がきれいにみえるとか、雰囲気がいい、とか感覚的なことは良く言われています。その雰囲気の良さどこからくるのか、もう一歩深い根拠を以前照明計画のセミナーでこんな話を聞いたことがあります。
昼間、太陽は真上にある、このとき人は活動している。
日が暮れて夕方になると、太陽は横にある、活動を止め気持ちを落ち着けてだんだんと眠りに向かう。
こういうことが本能的にあるし、だれでも体はそうなるようにできている。
だから明かりは高いところにあるほど活動を促進して、低くなるほど気持ちを落ち着かせる、と。
住まいは気持ちを落ち着けて体をいやすところだとすれば、明かりは上でなくて横、つまり天井でなくて壁の方がふさわしいってことになる。
壁でなくても、ペンダント照明や置照明も明かりの位置が低くて安心感がありますね。
3.黄色い光を選ぶ
これもさっきの太陽の話の続き。
昼間真上の太陽は白い光、夕方の横の太陽は黄色い光。
だから落ち着ける居場所のためには白より黄色い明かりが合っている、ということになります。
井口慎弥
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