雨樋と焼杉
岩井の家にて、
手焼により焼きが深く凹凸がある焼杉の表情と、
銅色の表面がツルっとし光沢を持つ雨樋が、
違う素材感でありながら、
お互いの質感、色合いを、引き立たせているような感覚を持ちました。
黒い炭と銅の色艶の相性がいいのか、
お互いに朽ちて古びれていくであろう経過を感じさることなのか、
熱処理を加えられ表面の艶の反射を放つ瞬間、
素材に共通性を感じる感覚が良いのか。
共通性を持ちつつ、盛り上がった炭の柔らかさと、
金属の冷たさの質感の違いが色と共にわかりやすく対比しているのが良いのか。
ここのところ、焼杉を焼くことにたずさわっているからなのか…
いろいろと要素がありそうです。
秋村