ゼロから現実の建物になるまで
ゼロから間取りを生み出す設計段階、間取りに細かい寸法をおとしていく設計段階、さらに細かくつくる人がつくれるように絵を描く設計段階と、設計図を描き進めるのには段階があります。
住宅のような小規模な建物は兼ねることができる部分もあったり、間取りを考えているときに部分的にすごく細かいところまで考えて絵に残しておくこともあったりしますが、一般にこのように段階を経て最後、現場ではたくさんの職種の専門職人さんが、まねできない技術を駆使して、図面を現実のものにつくりあげていきます。
図面を描くこともたくさんの職種の中のひとつの業種でありますので、他職種の知恵ももらいながら、謙虚に、真摯に技術を磨いていきたいと思います。
井口慎弥