上棟
西美薗の家2
建方作業を行いました。
建方当日を迎えるまでの間、検討を重ね描き起こした構造図を基に、担当の大工は数週間に渡り刻み加工を行います。
当日は現場で一発勝負の作業です。
建物のかたちにより柱や梁等の構造部材の組み方や順序は様々になるため、作業がスムーズに進むよう事前に十分シュミレーションを行なったうえで当日を迎えます。
加工精度もさることながら、この段取り力が大工の腕の見せどころと言っても過言ではありません。
現場での「想定外」をいかに少なく進められるか。
それが仕事の捗りを大きく左右します。
現場管理もまたしかり。
…かといって、毎回全く同じものをつくるのではなく、現場ごとに異なるものをつくりあげていくために「想定外」がゼロということはありません。
そんなとき、臨機応変に着実な対応をするためには、これまでの経験と知恵が生かされます。
この現場も難儀する部分はありましたが、大工さんたちの努力の甲斐あって無事上棟式を迎えることができました。
本日は、おめでとうございました。
佐藤