扇建築工房の家は和風なんですか?
こんにちは、扇建築工房の井口です。
「扇建築工房の家は和風なんですね?」と、見学会にきてくださった方に質問いただくことがときどきあります。
結果的にそうとも見えるので否定することもないんですが、でも「和風」にしたいって想いでこういう建物の形になっているのではないです。
・そこに山があって木が採れるから木造でつくろう
・外壁は長く使える焼杉や漆喰にしよう
・雨から建物を守りたいから屋根を大きく軒を深くしよう
・ガラスを通ってくる冷気を止めたいのでカーテンじゃなくて障子を使おう
・柱は見えるほうが乾いて長持ちするな
・やっぱり畳って気持ちいいよね、、、、、
って自分たちがお勧めしたいことをあれこれ積み重ねていった結果、全体的にだんだんといわゆる「和風」な雰囲気が感じられるようになってきたのかもしれません。
歴史でみれば100年や200年位の短い間、同じ気候の同じ場所で気候風土にあったものをつくろうとすると似た形に行きつくのは自然なことかもしれませんね。
さすがに1000年後っていうと、、、住宅ってどうなっているんだろう・・・・って良く思う。
井口慎弥