今やっと価値が分かる一冊
こんにちは、扇建築工房の井口です。
その当時はテスト前しか開かなかったけれど、今やっと価値が分かるので傍らにおいてたびたび開きます。
今だとやっぱり興味を引くのは木造のページ。
木造の継手・仕口(写真の絵のように木と木を組み合わせる部分のこと)の種類の豊富さにも驚くし、あといいのはそれぞれについている名前。
「金輪継ぎ(かなわつぎ)」「兜蟻(かぶとあり)」「腰掛け蟻継ぎ(こしかけありつぎ)」など全部名前がついていて、文字だけみていると分かりにくく感じますが、だいたいが形から連想される名前になっているので、誰が名づけて受け継がれてきたのか?実は誰にでも伝わりやすい名前になっている!
海外の方がこのような木の加工の技術をみるとたいへん驚かれるそうなので、海外の方がみえて案内するようなことがあったら、木造の建前に連れて行ってあげられるといいかもしれませんね。
井口慎弥